電話占いの聖庵ブログ

電話占いですが霊媒霊能体質で祓って体調を即座に改善するのが得意です。占い越えて恋愛相談を視てると生霊が裏側に隠れてたり・・開運術へGO! 密教パワー

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悩み相談SOSの優良カウンセラー

ヘミシンク=幽体離脱に危険な音色

ヘミシンクに挑戦しているというお客様が、
近頃は多くいらして、その言葉を聞くたびに…
なぜか、頭の中に、
「危険だ!」… という
警鐘めいた感覚が降りてくるようになった。

ヘミシンクって? 正確には何だ!?
代替医療でも新たなスピでもなさそうだけど… と、
とりあえず調べてみた。

早い話が「幽体離脱」 (学術的には体外離脱と言うようだが)
それを促進(?) 可能にすることらしい。

神秘体験がいつでも叶うというのは…
それほど魅力的なのだろうか。

故.ロバート・モンロー氏の体験が基になり、
成功すれば、様々な次元や場所に
肉体を置き去りにして移行できるとか…。

それには まず、
モンロー研究所(監修?)のCDを、とにかく聴くのが基本らしい。

正否はともかく熱心に聴くことで、左右の脳に、
例えば 左90Hz 右100Hzという誤差の10Hzの低周波が発生し
固定されていた脳波にアンバランスな波形が生じる。

脳にとっては自然なリズムが崩壊し、しかも修練もないため、
異常事態発生となり、ある種のパニック状態で
繰り返せば、予期せぬ現象をも引き起こす….
それが、一部の人にとっては不思議体験に繋がるようだ。

望んだモノだけピンポイントで叶えば良いけど、
どんな物事にも、表と裏、光と影….両面ある。

尤もこれを、絶対音感の持ち主が一度でも試みたら、
不快感満杯で頭痛でも起こして、
「2度と聞くもんかっ!」 となりそうだけど。。

かつて…もう、ウン十年も昔のことだが、
学生時代に狭い部屋をシェアしていた友人・Reikoの
ことが、どうにも思い出されてならない。

ウン十年も経ったのに、彼女の顔が、
ヘミシンク→幽体離脱 ! に切り替わった途端に、
脳裏をよぎる…その笑顔が鮮明すぎる。

そもそも幽体離脱という言葉を知ったのは、
高校時代からの親友・Reikoの体験的情報からだった。

霊感体質の18歳2人が、夜になれば布団並べて寝る暮らし…

眠る前には、お喋りの花も咲き…それは当然の如く
「今日遭遇した奇妙な出来事」 の内容になり、
「あの場所は やっぱり…だよね? 即死の人が多かったみたい、気をつけよう」
1日の〆の話が こんなんで 「おやすみ~」 と電気消す。

あとから思えば、
こんな会話に違和感ゼロってほうが変かも? だが、
互いに隠すこともなく、郷里にいた頃より心は遥かに自由で、
解放感の方が勝っていたのも確か。
たぶん、Reikoも。

話してもいい事とイケナイ事の分別をスルーして、
視たまま感じたままを、語り合える仲はラクチンで、
まさに、仲間。

同居人でもあり霊感友達でもある彼女は、
まさしく幽体離脱の名人でもあった。

ヘミシンク的な道具はなにも用いてなかった。
それが生活の一部であるかのように、自在に、
肉体から抜け出して、目的地へと飛行していたが…

ある朝、肉体に戻ったReikoが 初めて
「コレ遣りすぎたかも。ヤバイかも」
と、口にした事があった。

それまでは、
「なんの問題もない」 と言い切っていた。
彼女は、遠距離恋愛となってしまった彼のもとへ
毎週末 会いに行っていた。

ただ、彼は普通の体質の人で、
記憶の共有はできないと…。

つまり、
幽体離脱での体験を克明に覚えているのは
彼女だけで、彼氏の方は…と言えば、
なんとなく夢を見たような気がするだけ。
さらに、
エネルギーチャージする時間を奪われた形で、
疲労感だけは彼氏にも同等に残り…もっと言えば、
「生霊に襲われた」 ような感覚に陥る。

「しばらく、やめるわ。顔見たいけど誤解されたかも」
Reikoはそう言って、押しかけ幽体離脱を封じた。

彼の意識の中では、
「なぜか分からないけど、彼女が怖い」 という感情が目覚める。
怖いと感じた相手からは、誰だって遠ざかりたい。

しばらくして再び幽体離脱で会いに行ったら…
いきなり 「来るなっ! 」 と、祓われた。
数珠を片手に応戦してくる彼氏。

「もしかしてオマエか?! いい加減にしてくれっ! 」
と、怒鳴られ
「俺はフツーの人間なんだ。勘弁してくれ..忘れてくれよっ! 」
塩を撒かれてフラれたと聞かされた。

幽体離脱でも体外離脱でも、どちらでも、
許可など不要と来られたら、いい気持ちはしない。

望んでもいなければ 同意もしてない人の所へ、勝手に行くのは
禁じ手だと、彼女が気づいたのは嫌われた後の祭り。
どんな関係でも、魂の拒否に遭ったら修復不可。

バカげた事を!! と言われそうだが、これは、
実際にあった三十年前の現実。

傷心に陥った彼女は、その後、新興宗教に誘われ
入信してしまった。
その宗教団体の勧誘の手は、シェアしていた私にも伸びてきた。

「そういうの大嫌いなんですっ!!  迷惑も甚だしい」
と騒いだら同居解消を、宗教団体から迫られた。

「不幸になる」…呪文のように繰り返し脅されて、
Reikoは用意された部屋へと越して行った。

卑劣なことを堂々とやってのける新興宗教への憎悪が
頂点まで達し、以降の人生に大きな影響を与えたのは
あの事件がきっかけだったような…。

ルームシェア解消の引越当日に、彼女が放った言葉が耳に残る。

「幽体離脱中に短命になるって誰かに言われて…」
「私の命は…あと1年か2年かも。本当にそんな気がするの」
「藁にもすがる思いで入信しちゃったけど、ゴメンネ」

この告白には、さすがに愕然とした。

「幽体離脱なんて意図的にするもんじゃないね」
まるで遺言のように聞こえたのを記憶している。

新興宗教団体の用意した部屋に越して病気がちになった彼女は、
逃げ出すように、遠いS区にわずか3ヶ月で引越し、
私もN区へと越した。

しばらく経ったころ、
「バイト先で運命の彼氏を見つけた! 優しい人で幸せょ♪」 と電話があり
それは、
結婚前提の付き合いで、ご両親への挨拶も済んでいると
幸せを掴んで、いつぞやの死神的な話は杞憂に終わった…かと。

「もう幽体離脱なんかしない。長年してたから疲れちゃったしね」
と過去完了形で語り、本当に封印したようだった。

幸せに浸る彼女の話に、
「ウエディングドレス選びが楽しみだね♪ 」
祝福の言葉を贈り電話を切った。

ある朝…前夜は早くベッドに入ったのに眠れず、
疲れて重い体なのに Reikoのことが思い出され
「まさか?」…不吉な予感を否定して、二度寝に入ろうとしたとき、
電話が けたたましい音を立てた。

「もしもし、Reikoの姉ですが、10時から解剖が始まるので…
大塚の監察医務院まで来てもらえますか? 」
「…….えっ!?….」
告げられた内容が消化できないままタクシーを拾い、
監察医務院へ向かう。(解剖…?)

その朝、Reikoと婚約者のAさんは一緒に過ごしていた。
挙式の打ち合わせをしていたら、胸をかきむしる仕草をし、
バタッと倒れたまま反応のない彼女を抱きかかえ病院へ。

すでに息絶えていた彼女の肉体は、
不審死として監察医務院へ移され、一緒にいたAさんには、
殺人の疑いがかけられていたが、解剖の結果、死因は、
扁桃腺の腫れによる窒息死…ノドが完全に内側から塞がれていた。
笑顔から死まで、3分。

享年、22歳。
求めた幸せを目前にして、彼女は逝ってしまった。
「幽体離脱は危ないよ。命の無駄遣い!」
と、忠告とも遺言とも云える言葉を残して。

Aさんも私もご家族も、Reikoが扁桃腺を患っているとは、
誰も知らなかった。
もしかしたら本人も…。
「嫁入り前の体だから」 と冗談ぽく言って、些細な症状でも
病院通いをしていたが、ついえて肉体から幽体は切り離された。

生前、
「幽体離脱したがる人が多いけど、代償が大きいって解ってるのかなぁ」
「体質的なモノだけど簡単。でも見返りを払う段階になって後悔するよ、きっと」
これが彼女が残した “ 命を懸けた遺言 ” となった。

痛みを目の当たりにしていたから
意図的に幽体離脱をしようとは思わない。

それでも 不意打ちで来られたら (?)
生身で今生にいる間は、備えを置いての仕事中以外は
拒否るしかない。

すべてが透けて見えたら、プライバシーは不在になる。
….というか、それって不気味でしょ?!  (と思うのだけどw)

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